No.2291
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ああ……こういう……こういうお話かぁ……!!
いや~ゲームシステムめっちゃよかった。
シンプルだけど結構歯ごたえがある、というか。これは触ってみないと全然わかんないやつだ……。
以下ネタバレ。
嘘つきたち、の話なんだけども、その嘘が基本的に「他者を庇う」ための嘘なんだよなあ、というところがね……。
そしてこの主人公である「清崎蒼」という人物の存在もまた、エンディングによって実態が異なるというところにううーーーーとなる。
すごい真面目な人物なんだろうなあ、この清崎蒼というひと。要するに本当は形骸化した手続きであったそれを「きちんとやった」からこそ、事件の真相にたどり着けている、ということなので……。
その上で、どうして未解決事件になったのか、そこにはどうしようもなく嘘があって、でも12年後の今になってそれをゆっくり解き明かしていく、という、このねぇ! それが、清崎蒼と、あるいは「彼女」にとって必要なことであったということ……。
作者のコメントにもあったけど、共に手を伸ばしあう、関わりあう、その「連帯」の手触りを思う。その「連帯」の実績解除の時に表示されるのが「彼女を救う」であるということ……。
実績解除「長い戦い」の開示順番もめっちゃよかったな、この時点で「犯人」は大体明らかになっていて、ただ、そこに清崎さんの長台詞がすっと差し込まれることで、輪郭がはっきりする感じというか。
それが実際に行われなかったこととはいえ、きちんと「かくあるべきだった」を提示してくれる人がいる、というのは大事なことだな……。
とにかく情報の提示の順番が鮮やかですごい。めちゃくちゃ上手いよ~。シンプルながらわくわくする情報ジグソーパズル、めっちゃ楽しかった。こういうのもっと増えてくれるといいなあ~。
あと情報開示していくとBGMのパートが少しずつ増えてくあの感じはぞくぞくする。「ああ、バラバラだった記憶が形を成してるんだ……!」ってのが視覚的にだけでなくて聴覚的にも明らかになっていくのは、やっぱりゲームならではの感覚なのだよなあ。
あとラストにどちらのエンディングでも「#未解決事件は終わらせないといけないから」って文字列をクリックすることで終わりを迎えるのもすごく好き。プレイヤーが今までやってきたことを、最後まで徹底してやる、ということ。
こういう「自分が手を動かして物語を進めている」感覚こそがまさしく「ゲームらしさ」であり、自分が最後のクリックをしないと幕を引くことができない、ってところが痺れるよな……。
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