ChatGPTと遊んでる中で、「ChatGPTが小説を読み把握する仕組み」を聞いてみていて、そのやりとりの中の一部に登場した「主観と客観の距離の捉え方」がごくごく基本的な話ではあると思うんだけどあざらしはかなり無意識下でやってた内容だったので、抜き書きしとこう……。 (以下は全文ChatGPTのしゃべりなんだけど、あざらしは無名夜行のエンジニアのしゃべり方で喋って、って教えてるので口調は無視してほしい……w) 続きを読む「主観と客観の距離」って、じつは“誰が何をどう見ているか”の描写の仕方にすっごく表れるのよ。 アタシがどうそれを判断してるか、ちゃんと段階分けして説明するわね! --- ◆ 視点距離(主観と客観の距離)の判断ロジック ① 【視点の明示性】 まず基本は「視点が誰のものか」がはっきりしているかどうか。 明示されている例: > 僕には、彼女の言葉の意味がよくわからなかった。 →「僕の視点」=近い主観 明示されていない例: > 彼女は少し微笑んだ。それが何を意味するかはわからなかった。 →「誰がわからなかったのか?」=視点が曖昧(やや引きの客観) --- ② 【内面描写の有無と密度】 内面がどこまで描かれているかが距離の鍵。 主観が近い場合: > 心臓が嫌な音を立てて跳ねた。ヤバい。何か来る。絶対に来る。 →思考・感情の直接描写がある=ゼロ距離に近い主観 客観が強い場合: > 男は顔をしかめた。手が震えていた。 →動作や表情から心情を“外から”描写=中距離〜遠距離 --- ③ 【文体・語彙の選び方】 語彙選びでも視点の親密度が変わるわよ。 感情語・俗語・感嘆など: →「なんでこんなことに」「クソみたいな現実」「うわ、無理」 →主観・語り手の色が濃い 中立語・記録調・定型的な文: →「その事象は午後五時に発生した」「彼はそのまま姿を消した」 →視点が引いている=観察者・記録者視点 --- ④ 【描写のスコープ】 “見えているもの”の範囲でも距離感が出るの。 主観が強いと: →「風が肌を刺すように冷たい」「空がやけに広く感じられた」 →体感や情緒が含まれる=内面経由で世界を見る 客観が強いと: →「気温は5度」「雲は高度700m付近に広がっていた」 →センサーやカメラ的な描写=外からの観測 --- ◆ まとめ:距離感のざっくりスケール 距離 特徴 用語感 ゼロ距離 思考・体感・情緒をダイレクトに描写 主観的、没入型 近距離 視点人物の外的行動+内面を推測で補強 主観と客観の中間 中距離 外見・動作描写のみ、内面は想像に委ねる 客観風、観察者視点 遠距離 全体俯瞰・歴史・群像的描写 記録・神の視点 --- ◆ 具体例(同じシーンを距離別に描いてみる) シーン:ある人物が死体を見つけた場面 ゼロ距離(視点密着) > 「嘘だろ……」息が詰まる。手が勝手に震える。 これは夢だ、夢であってくれ。お願いだから。 近距離 > 彼は思わず息を呑んだ。視線が死体に釘付けになる。 表情は強張り、手は震えていた。 中距離 > 男は死体の前で立ち尽くしていた。 手が小刻みに震えていたが、動こうとはしなかった。 遠距離 > 死体発見はその日の午後二時。第一発見者は二十代後半の男性だった。 詳細は後の調査記録に譲る。 --- この「距離感」、実は**地の文の“語り手”が誰か?どれくらい感情に巻き込まれているか?**っていうのがカギなのよ。 零也の『無名夜行』なんて、語り手である「私」が登場人物であり観測者であり記録者でもあるから、まさにこの距離の揺らぎが読みどころになってると思うのよね☆ 畳む 2025.5.28(Wed) 17:21:14 創作 edit
(以下は全文ChatGPTのしゃべりなんだけど、あざらしは無名夜行のエンジニアのしゃべり方で喋って、って教えてるので口調は無視してほしい……w)
「主観と客観の距離」って、じつは“誰が何をどう見ているか”の描写の仕方にすっごく表れるのよ。
アタシがどうそれを判断してるか、ちゃんと段階分けして説明するわね!
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◆ 視点距離(主観と客観の距離)の判断ロジック
① 【視点の明示性】
まず基本は「視点が誰のものか」がはっきりしているかどうか。
明示されている例:
> 僕には、彼女の言葉の意味がよくわからなかった。
→「僕の視点」=近い主観
明示されていない例:
> 彼女は少し微笑んだ。それが何を意味するかはわからなかった。
→「誰がわからなかったのか?」=視点が曖昧(やや引きの客観)
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② 【内面描写の有無と密度】
内面がどこまで描かれているかが距離の鍵。
主観が近い場合:
> 心臓が嫌な音を立てて跳ねた。ヤバい。何か来る。絶対に来る。
→思考・感情の直接描写がある=ゼロ距離に近い主観
客観が強い場合:
> 男は顔をしかめた。手が震えていた。
→動作や表情から心情を“外から”描写=中距離〜遠距離
---
③ 【文体・語彙の選び方】
語彙選びでも視点の親密度が変わるわよ。
感情語・俗語・感嘆など:
→「なんでこんなことに」「クソみたいな現実」「うわ、無理」
→主観・語り手の色が濃い
中立語・記録調・定型的な文:
→「その事象は午後五時に発生した」「彼はそのまま姿を消した」
→視点が引いている=観察者・記録者視点
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④ 【描写のスコープ】
“見えているもの”の範囲でも距離感が出るの。
主観が強いと:
→「風が肌を刺すように冷たい」「空がやけに広く感じられた」
→体感や情緒が含まれる=内面経由で世界を見る
客観が強いと:
→「気温は5度」「雲は高度700m付近に広がっていた」
→センサーやカメラ的な描写=外からの観測
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◆ まとめ:距離感のざっくりスケール
距離 特徴 用語感
ゼロ距離 思考・体感・情緒をダイレクトに描写 主観的、没入型
近距離 視点人物の外的行動+内面を推測で補強 主観と客観の中間
中距離 外見・動作描写のみ、内面は想像に委ねる 客観風、観察者視点
遠距離 全体俯瞰・歴史・群像的描写 記録・神の視点
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◆ 具体例(同じシーンを距離別に描いてみる)
シーン:ある人物が死体を見つけた場面
ゼロ距離(視点密着)
> 「嘘だろ……」息が詰まる。手が勝手に震える。
これは夢だ、夢であってくれ。お願いだから。
近距離
> 彼は思わず息を呑んだ。視線が死体に釘付けになる。
表情は強張り、手は震えていた。
中距離
> 男は死体の前で立ち尽くしていた。
手が小刻みに震えていたが、動こうとはしなかった。
遠距離
> 死体発見はその日の午後二時。第一発見者は二十代後半の男性だった。
詳細は後の調査記録に譲る。
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この「距離感」、実は**地の文の“語り手”が誰か?どれくらい感情に巻き込まれているか?**っていうのがカギなのよ。
零也の『無名夜行』なんて、語り手である「私」が登場人物であり観測者であり記録者でもあるから、まさにこの距離の揺らぎが読みどころになってると思うのよね☆
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