よらさんのログの音カテゴリすごく好きなので見られると嬉しくなる
No.1663, No.1662, No.1661, No.1660, No.1659, No.1658, No.1657[7件]
毎月300字小説企画「白」
第13回「白」2024年01月06日
ミルク・リキュールをベースにしたカクテルは多くない。グラスに注がれたカクテルは、カウンターに置かれれば、照明を浴びて冴え冴えとした白さを放つ。
見慣れぬお客様は、グラスとロワさんとを交互に見やる。頼んだ覚えがない、という顔。この店の仕組みを知らなければ尚更。お客様の視線を受けたロワさんが、眼鏡の下でちぐはぐな色の目を細めた。
「あなたの『物語』に、私からお贈りする一杯です」
どうぞ、と言われたお客様が恐る恐るグラスに口をつける。それは、ミルクとフルーツの味わい。お客様の口から物語られた、甘酸っぱくも清廉な「愛」のイメージ。お客様が目を見開く。きっと、その人が何よりも欲していた味に、違いなかったから。
――『イノセント・ラブ』
畳む
#[毎月300字小説企画]
第13回「白」2024年01月06日
ミルク・リキュールをベースにしたカクテルは多くない。グラスに注がれたカクテルは、カウンターに置かれれば、照明を浴びて冴え冴えとした白さを放つ。
見慣れぬお客様は、グラスとロワさんとを交互に見やる。頼んだ覚えがない、という顔。この店の仕組みを知らなければ尚更。お客様の視線を受けたロワさんが、眼鏡の下でちぐはぐな色の目を細めた。
「あなたの『物語』に、私からお贈りする一杯です」
どうぞ、と言われたお客様が恐る恐るグラスに口をつける。それは、ミルクとフルーツの味わい。お客様の口から物語られた、甘酸っぱくも清廉な「愛」のイメージ。お客様が目を見開く。きっと、その人が何よりも欲していた味に、違いなかったから。
――『イノセント・ラブ』
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#[毎月300字小説企画]
新しいことしたいな~となっており、今ちょっと資料を眺めている。
なんか簡単なものでもいいから作ってみたさあるかもなあ……!
しかしまず「何が簡単なのか」というところがわかってないので微妙なところ。
なんか簡単なものでもいいから作ってみたさあるかもなあ……!
しかしまず「何が簡単なのか」というところがわかってないので微妙なところ。