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シアワセモノマニア
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ハッピーをお届けする空想娯楽物語屋

No.564

何かあざらし、フィクションとしてのサイコキラーに対する謎のあこがれというか、怖いもの見たさみたいなの、あるよね。
実際にサイコキラーを扱った作品が見られるかというと先述の「グロ、ゴア、スプラッタが無理」という弱点により大概見られないのだが。
そして人の精神性のおそろしい部分、みたいなのの描写も苦手といえば苦手のため、本当にこの感情は「あこがれ、怖いもの見たさ」以上のものではない……。あざらしはよわいざらしである。

Xは、サイコキラーというにはちょっと弱いのかな。狭義の「精神病質を持つ殺人犯」というにはちょっとふわっとしている気がする。ちょこちょこ、精神病質的な側面を有しているとは思っているんだけど、そうであると誰からも認められるほどでもない、くらいではないかな……。
Wikipedia先生のいう「理知的なやり方や独自の理由で殺人を行う犯罪者」というのには当てはまるけども。
あの冴えないおっさん、ああ見えて決定的なミスを犯すまでは何一つ証拠を残さない(あるいは残していても「見つからない」)ような殺し方してきた人なので、めちゃめちゃ殺人に関しては頭を使っている。
それにしても、この辺り、全然詳しくないからもうちょっと知っておきたくはあるな……、心が元気じゃないと調べるのも結構大変なジャンルだけど。
まあ、フィクションというのもあってめちゃめちゃざっくりしてるけど、Xの殺人には彼なりの独自の理由があるというのは、何となく伝わるといいな~というのは思ってる。快楽殺人者ではないけど、彼視点で「必要だから」猟奇的な手段を取れちゃったりする人なので……。
あざらし、作者のわりに最近Xのことかわいいおじさんだな~って思い始めてたんだけど、やっぱり怖い人じゃん……(いや、誰も怖くないとは言ってない)。

#無名夜行

創作