No.2350, No.2349, No.2348, No.2347, No.2346, No.2345, No.2344[7件]
久々にレイニータワーの過去視に目を通したけどレイニータワーの空気感めちゃくちゃ好きなのでこっちも続き書きたいんだよなあ!
前提の話が書けてないだろって話には耳をふさぐわけだが。
レイニータワーの語り手、要するにはらわたの散歩者たちで語られてた女王国次期王配なんだけど(だから公爵家の血筋かつ公爵家同士での婚姻がまかり通っているみたいな話から始まっている)、女王国全土を相手取ってなんかやらかそうとしてた彼がヤドリギとその周囲の活躍によって追い落とされるまでの話が書けてなくてね……。
その話、一応ぼんやりとした筋書きはあるからいつかは着手したいって気持ちもあるのだが~!!
霧世界の設定ちょこちょこ忘れてるのが痛いな、そこを寄せ集めるとこからのスタートというか……w
前提の話が書けてないだろって話には耳をふさぐわけだが。
レイニータワーの語り手、要するにはらわたの散歩者たちで語られてた女王国次期王配なんだけど(だから公爵家の血筋かつ公爵家同士での婚姻がまかり通っているみたいな話から始まっている)、女王国全土を相手取ってなんかやらかそうとしてた彼がヤドリギとその周囲の活躍によって追い落とされるまでの話が書けてなくてね……。
その話、一応ぼんやりとした筋書きはあるからいつかは着手したいって気持ちもあるのだが~!!
霧世界の設定ちょこちょこ忘れてるのが痛いな、そこを寄せ集めるとこからのスタートというか……w
あざらしが書いてるのが基本的に「ラスボスの後日談」でしかもそいつがラスボス張ってた話が実在してないのはどうかと思うんだけど、書くのにパワーがいる話ばかりだからなあ……!
せめてとけうさ04は着手していきたい気はしてるんだけども。
ただとけうさ、絶妙に今と書き方が違うというか、今の感覚で書いてないとこがあるのでそこは見直したさあるんだよなあ!
例えば南雲が周囲から「女みたいな趣味の変な男」扱いされてたところは変えたくないし変える気もないんだけど(何しろあの時代はまだ「そう」と認識される風潮が残ってたはずだから)、それを客観的にどう描写すべきか、みたいなとことかねぇ。
過去に確かにあったことを、しかし今の感覚で書いてる、って感じの手触りにしたくはあるのだよなあ、それだっていつかは色褪せてくものだとしても、書いてるのが「今の青波」だっていう記録として。
でもその観点で言うなら03まではこのままでいいかも(本末転倒)。
#時計うさぎの不在証明
せめてとけうさ04は着手していきたい気はしてるんだけども。
ただとけうさ、絶妙に今と書き方が違うというか、今の感覚で書いてないとこがあるのでそこは見直したさあるんだよなあ!
例えば南雲が周囲から「女みたいな趣味の変な男」扱いされてたところは変えたくないし変える気もないんだけど(何しろあの時代はまだ「そう」と認識される風潮が残ってたはずだから)、それを客観的にどう描写すべきか、みたいなとことかねぇ。
過去に確かにあったことを、しかし今の感覚で書いてる、って感じの手触りにしたくはあるのだよなあ、それだっていつかは色褪せてくものだとしても、書いてるのが「今の青波」だっていう記録として。
でもその観点で言うなら03まではこのままでいいかも(本末転倒)。
#時計うさぎの不在証明
アサツキさんがやってて気になってた『リバース:1999』を触ってみたんだけど、雰囲気がめちゃ好きだなあ~!
物語の内容はまだ全然わかんないんだけど、あのちょっと褪せた空気の感じと雨の気配と、消えゆく「今」を渡ってゆく感じ、なんかとてもよくて……。
あざらしはソシャゲのゲームシステムが苦手めなんで続くかはわかんないんだけど、でもふわふわ触っていけるといいかもなあ~。
それはそうとレア度高めのキャラが招けるよ~って言われたから見た目だけで招いたコーンブルメちゃん、改めて見てみると完全にあざらしの好みわかりやすすぎるな……って気づいてしまって変な笑いが出ちゃった。
灰色の髪と目、白い肌、黒ベースのモノトーンの服に鮮やかに青いマフラー、あまりにも……あまりにもあざらしの好きなやつでは???
絶対にあざらしの好きなラインじゃんねえ、コーンブルメちゃん!!
このね、体制の歯車でありすべてを傍受するものでありながら体制に密やかに反抗してるってのもさあ……。
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物語の内容はまだ全然わかんないんだけど、あのちょっと褪せた空気の感じと雨の気配と、消えゆく「今」を渡ってゆく感じ、なんかとてもよくて……。
あざらしはソシャゲのゲームシステムが苦手めなんで続くかはわかんないんだけど、でもふわふわ触っていけるといいかもなあ~。
それはそうとレア度高めのキャラが招けるよ~って言われたから見た目だけで招いたコーンブルメちゃん、改めて見てみると完全にあざらしの好みわかりやすすぎるな……って気づいてしまって変な笑いが出ちゃった。
灰色の髪と目、白い肌、黒ベースのモノトーンの服に鮮やかに青いマフラー、あまりにも……あまりにもあざらしの好きなやつでは???
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絶対にあざらしの好きなラインじゃんねえ、コーンブルメちゃん!!
このね、体制の歯車でありすべてを傍受するものでありながら体制に密やかに反抗してるってのもさあ……。
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スリーピング・レイルの多分詳しく語ることはない設定周りの話
零錆戦線のスリーピング・レイルは、異世界(現代日本)から流れ着いた絞首刑になった男の死体を再利用して、そこに死したグレムリンテイマーの残留思念を込めたもの……になるはずだったんだけど、肉体に魂が残ってたせいで残留思念が主導権を握れず、なおかつ残留思念が入り込んだことで魂の再起動が完全には行えなかったため、「グレムリンテイマーの残留思念から知識を汲み上げてる、記憶喪失の異世界出身の死体」になってた。
シマナガサレを経て、今は記憶も戻り、過去の自分が何者だったかも思い出してはいるんだけど、それはそうとスリーピング・レイルとして戦った記憶は今を生きるために大事なので今もレイルと名乗るようにしてる。
ちなみにレイルは肉体が死んでも魂は消滅しない呪いみたいなものを持っており、そのために絞首刑の後も魂が残っていた。
その呪いはあいつの左目(に当たるパーツだが物理的な概念ではないため単純に目だけ取り除いても無駄)に紐付いてる。遠い日の魔女との契約の証であり、その呪いはいつかもう一度彼女と巡り会うまで続く、みたいなつもりではいる……。
錆戦当時のスリーピング・レイルの左目が白濁してたのは魂の再起動が不完全だったから。なので実は今は琥珀色を取り戻している。
わかりやすく呪いって書きはしたけどそれはどこまでも客観的な話であり、レイル本人はむしろ祝福というか「希望」と思ってるから全然へこたれてないんだけど……。
それは、「いつかまた彼女と巡り会う可能性」であるわけなので。
その辺を、自分のひとつの人生では成せなくとも、しかし「いつか」が遠いどこかにあるかもしれない、そういう希望が実はまだあるのかもしれない、と彼自身が思えるようになるまでの話が無名夜行だったりもする。
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零錆戦線のスリーピング・レイルは、異世界(現代日本)から流れ着いた絞首刑になった男の死体を再利用して、そこに死したグレムリンテイマーの残留思念を込めたもの……になるはずだったんだけど、肉体に魂が残ってたせいで残留思念が主導権を握れず、なおかつ残留思念が入り込んだことで魂の再起動が完全には行えなかったため、「グレムリンテイマーの残留思念から知識を汲み上げてる、記憶喪失の異世界出身の死体」になってた。
シマナガサレを経て、今は記憶も戻り、過去の自分が何者だったかも思い出してはいるんだけど、それはそうとスリーピング・レイルとして戦った記憶は今を生きるために大事なので今もレイルと名乗るようにしてる。
ちなみにレイルは肉体が死んでも魂は消滅しない呪いみたいなものを持っており、そのために絞首刑の後も魂が残っていた。
その呪いはあいつの左目(に当たるパーツだが物理的な概念ではないため単純に目だけ取り除いても無駄)に紐付いてる。遠い日の魔女との契約の証であり、その呪いはいつかもう一度彼女と巡り会うまで続く、みたいなつもりではいる……。
錆戦当時のスリーピング・レイルの左目が白濁してたのは魂の再起動が不完全だったから。なので実は今は琥珀色を取り戻している。
わかりやすく呪いって書きはしたけどそれはどこまでも客観的な話であり、レイル本人はむしろ祝福というか「希望」と思ってるから全然へこたれてないんだけど……。
それは、「いつかまた彼女と巡り会う可能性」であるわけなので。
その辺を、自分のひとつの人生では成せなくとも、しかし「いつか」が遠いどこかにあるかもしれない、そういう希望が実はまだあるのかもしれない、と彼自身が思えるようになるまでの話が無名夜行だったりもする。
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今CoCキャンペーン『週末は探偵事務所にて』をやってるんだけど、本当にめちゃくちゃ面白くて、話もあと2話ってところでシナリオそのものの全容がうっすら見えてきて、俄然ぴょんぴょんしてたんだけどこの興奮の出所がはっきりとはわかんなくてずっと首をかしげてたんだよね。
こう、庭師の「展開の上手さ」への興奮とか、かいマホの「痛快さ」への興奮とかとはまたちょっと違う、もうちょい深いところでのわくわくうきうきがあって……。
そこでKPまざらしさんが「『喫茶店の隣で話してる、不思議な話』のつもりで回してる」ってお話をしてくださって本当に嬉しかったんだよな~!
なんか、あざらしの水って多分本来的にはそういうとこなんだな、みたいなことを再確認できたというか。
決して何もかもが傍目から見てドラマティックなわけじゃない、でもその人にとっては重大事であって、故にこそそれの重大さは当人にしかわかんないんだけど、「だからこそ」他者の介入によってささやかな風穴があく瞬間、みたいなやつが大好きなんだよなあ……。
比較的あざらしが「渦中の人」より「周縁の人」のお話ばかりを書いてるというのは、そういうところもある。
で、『週末は探偵事務所にて』っていうシナリオは、その日常の中に生きてる一人ひとりの「ひとり」として、自分でもなんらかを追い求めながら時に他者に関わって少しずつお互いに影響を及ぼす、その「ささやかな風穴」の気持ちよさをすごいよくわかってるシナリオって感じでそこが超お気に入りなんだよなぁ~!!!
以下はちょっとネタバレなので伏せるとして。
そもそも『週末は探偵事務所にて』って、何かよくわかんない理由で「週末探偵事務所」っていう胡散臭い事務所に集った、「週末だけ探偵をしている」四人のお話。
それぞれには一応そこにいる何らかの理由があるにはあって、ただその理由の一つを受け取ったとき(つまりは秘匿HOのこと)、あざらしはまず「?」って思ったんだよな。
本当にストレートに言うなら「この程度の理由?」みたいな気持ちになった、というか……。それこそ「秘匿である理由」があんまり感じられなかったというか(実際、秘匿を必ずしも維持しなくていいって但し書きはあるし、あざらしHO2のヒカルは最初の方からちょこちょこ小出しにはしていた)。
でも、これは要するにシナリオの扱うトーンが「そういうものだ」っていうのを示してくれる指針だったのだな、ってシナリオの全容が見えてきた今になってやっとはっきりしたっていうか……!
あざらしはこう、今まで結構スペクタクルなタイプの秘匿CoCをいくつかやってきたし、その他のシステムでもあんまり「日常と直接的に地続き」の感じの話はあんまりやってこなかったわけで……。バトル系のシステムを通ってきたからね。
インセインはちょっと別だけど、あれはシステムそのものがシステマチックなのもあってその辺り丁寧に描くのには場の全員が意識しないと難しい、みたいなのがあり。
このシナリオはその辺りの匙加減が、本当に、本当に絶妙ですごい。人々が暮らしている街のリアルさと、でもそこで起きる小さな事件や不可解の感じ、少しだけ介入することができる「探偵」という立場。
時には痛快さもあり、時にはやるせなさもあり、力不足を感じることだってあり、でもそれらすべてが何らかの「変化」と結びついていて決して「停滞」にはなってない手ごたえがちゃんとある。
何というかあの街に生きてる彼ら(PCだけじゃなくてNPCたちも含め)の人生そのものにシナリオからの祝福を感じる……っていうかねぇ!
ヒカルも最初はその辺りの「物語のトーン」をなかなか把握できなくて秘匿も含めたキャラの方向性に苦戦してたんだけど、でも3話のヒカルの選択(あれマジで即断だった)と今回4話のやり取りを経て、人生を祝福されたことがあるひとである、っていうことを胸に前向きに生きてるな、っていうのを……感じる!
家族が消えてから10年、しかも26歳の10年ってめちゃくちゃ長いと思うんだよな。物心ついてからの人生の半分くらいを費やして父親の行方を捜してたひと、なんだよな。絶対に見つけてやる、って気持ちを胸に、心から頼れるものもない人生をがむしゃらに生きてたひと。
そりゃ得意技能に〈追跡〉を掲げられるし、本来「単にコンピューターを使ってるだけ」なら伸びないはずの〈コンピューター〉がクソ高くもなる。
ただ、多分3話の決断の時点では深く考えてなかったと思うんだけど(あれはマジで考えてる場合じゃなかった)、4話で正記さんの記憶を戻すこと、それに伴うあれこれに触れたときに、ヒカルは正記さんに重ねる形で、おそらく初めて「がむしゃらに走ってきた己の人生」を振り返ったんだよなぁ……。
そして、ヒカルの口から「それだけじゃなかったじゃん」って言葉がするっと出てきたことに「ああ~」ってあざらし自身が思ったのだよな。
何か、振り返ることができて、自分の人生を意識的にも肯定できたことでヒカルっていうひとの輪郭がちゃんとプレイヤーのあざらしにも理解できた気配があって、よかった……。その手ごたえがちゃんと持てた、ってのも興奮の要因なのはある。
結構ヒカルはあざらしのキャラにしてはあっけらかんとしているというか、秩序寄りのハルくんがいてくれるおかげで無邪気に本音を振り回せてるところがあり、なんかそれもあって少しいつもとポジションが違って面白いな~って思ってるかも。
ただその無邪気さがいつまで続くかな……みたいな情報になってるけど、けどね! でも自分が捜してた父親とずっと一緒にいたアキくんに嫉妬するでもなく「ありがとう」って言っちゃう人なので何か根本的にそのラインはブレないような気がする。
むしろその無邪気さでハルくん辺りとバチバチする可能性はあるな……ってちょっと思ってるけど。ハルくん、絶妙に今回の話に噛んでなかったのが逆に怖いんだよぉ。VSよるこさん……あるか!?
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とにかく何か「日常を暮らしてる人々」の手触りが本当に嬉しいシナリオなので、もっと回ってくれると嬉しいな、キャンペーンで全六話なのでかなり分量的には重たいシナリオではあるんだけど……w
こう、庭師の「展開の上手さ」への興奮とか、かいマホの「痛快さ」への興奮とかとはまたちょっと違う、もうちょい深いところでのわくわくうきうきがあって……。
そこでKPまざらしさんが「『喫茶店の隣で話してる、不思議な話』のつもりで回してる」ってお話をしてくださって本当に嬉しかったんだよな~!
なんか、あざらしの水って多分本来的にはそういうとこなんだな、みたいなことを再確認できたというか。
決して何もかもが傍目から見てドラマティックなわけじゃない、でもその人にとっては重大事であって、故にこそそれの重大さは当人にしかわかんないんだけど、「だからこそ」他者の介入によってささやかな風穴があく瞬間、みたいなやつが大好きなんだよなあ……。
比較的あざらしが「渦中の人」より「周縁の人」のお話ばかりを書いてるというのは、そういうところもある。
で、『週末は探偵事務所にて』っていうシナリオは、その日常の中に生きてる一人ひとりの「ひとり」として、自分でもなんらかを追い求めながら時に他者に関わって少しずつお互いに影響を及ぼす、その「ささやかな風穴」の気持ちよさをすごいよくわかってるシナリオって感じでそこが超お気に入りなんだよなぁ~!!!
以下はちょっとネタバレなので伏せるとして。
そもそも『週末は探偵事務所にて』って、何かよくわかんない理由で「週末探偵事務所」っていう胡散臭い事務所に集った、「週末だけ探偵をしている」四人のお話。
それぞれには一応そこにいる何らかの理由があるにはあって、ただその理由の一つを受け取ったとき(つまりは秘匿HOのこと)、あざらしはまず「?」って思ったんだよな。
本当にストレートに言うなら「この程度の理由?」みたいな気持ちになった、というか……。それこそ「秘匿である理由」があんまり感じられなかったというか(実際、秘匿を必ずしも維持しなくていいって但し書きはあるし、あざらしHO2のヒカルは最初の方からちょこちょこ小出しにはしていた)。
でも、これは要するにシナリオの扱うトーンが「そういうものだ」っていうのを示してくれる指針だったのだな、ってシナリオの全容が見えてきた今になってやっとはっきりしたっていうか……!
あざらしはこう、今まで結構スペクタクルなタイプの秘匿CoCをいくつかやってきたし、その他のシステムでもあんまり「日常と直接的に地続き」の感じの話はあんまりやってこなかったわけで……。バトル系のシステムを通ってきたからね。
インセインはちょっと別だけど、あれはシステムそのものがシステマチックなのもあってその辺り丁寧に描くのには場の全員が意識しないと難しい、みたいなのがあり。
このシナリオはその辺りの匙加減が、本当に、本当に絶妙ですごい。人々が暮らしている街のリアルさと、でもそこで起きる小さな事件や不可解の感じ、少しだけ介入することができる「探偵」という立場。
時には痛快さもあり、時にはやるせなさもあり、力不足を感じることだってあり、でもそれらすべてが何らかの「変化」と結びついていて決して「停滞」にはなってない手ごたえがちゃんとある。
何というかあの街に生きてる彼ら(PCだけじゃなくてNPCたちも含め)の人生そのものにシナリオからの祝福を感じる……っていうかねぇ!
ヒカルも最初はその辺りの「物語のトーン」をなかなか把握できなくて秘匿も含めたキャラの方向性に苦戦してたんだけど、でも3話のヒカルの選択(あれマジで即断だった)と今回4話のやり取りを経て、人生を祝福されたことがあるひとである、っていうことを胸に前向きに生きてるな、っていうのを……感じる!
家族が消えてから10年、しかも26歳の10年ってめちゃくちゃ長いと思うんだよな。物心ついてからの人生の半分くらいを費やして父親の行方を捜してたひと、なんだよな。絶対に見つけてやる、って気持ちを胸に、心から頼れるものもない人生をがむしゃらに生きてたひと。
そりゃ得意技能に〈追跡〉を掲げられるし、本来「単にコンピューターを使ってるだけ」なら伸びないはずの〈コンピューター〉がクソ高くもなる。
ただ、多分3話の決断の時点では深く考えてなかったと思うんだけど(あれはマジで考えてる場合じゃなかった)、4話で正記さんの記憶を戻すこと、それに伴うあれこれに触れたときに、ヒカルは正記さんに重ねる形で、おそらく初めて「がむしゃらに走ってきた己の人生」を振り返ったんだよなぁ……。
そして、ヒカルの口から「それだけじゃなかったじゃん」って言葉がするっと出てきたことに「ああ~」ってあざらし自身が思ったのだよな。
何か、振り返ることができて、自分の人生を意識的にも肯定できたことでヒカルっていうひとの輪郭がちゃんとプレイヤーのあざらしにも理解できた気配があって、よかった……。その手ごたえがちゃんと持てた、ってのも興奮の要因なのはある。
結構ヒカルはあざらしのキャラにしてはあっけらかんとしているというか、秩序寄りのハルくんがいてくれるおかげで無邪気に本音を振り回せてるところがあり、なんかそれもあって少しいつもとポジションが違って面白いな~って思ってるかも。
ただその無邪気さがいつまで続くかな……みたいな情報になってるけど、けどね! でも自分が捜してた父親とずっと一緒にいたアキくんに嫉妬するでもなく「ありがとう」って言っちゃう人なので何か根本的にそのラインはブレないような気がする。
むしろその無邪気さでハルくん辺りとバチバチする可能性はあるな……ってちょっと思ってるけど。ハルくん、絶妙に今回の話に噛んでなかったのが逆に怖いんだよぉ。VSよるこさん……あるか!?
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とにかく何か「日常を暮らしてる人々」の手触りが本当に嬉しいシナリオなので、もっと回ってくれると嬉しいな、キャンペーンで全六話なのでかなり分量的には重たいシナリオではあるんだけど……w
01:9月、出会いのお話。
02:10月、二人がお互いの特性をもうちょい理解する話。
03:11月、南雲の背景がちょっと明らかになる話。
04:12月、クリスマスの話。八束の背景がちょっと明らかになる話。雁金が出てくる話。事件は火にまつわるものにしたい。
05:1月、雁金経由で南雲の背景がはっきりわかる話。事件は南雲が一線を退いた原因に関わるものにしたい。
06:2月、バレンタイン。昔書いたやつに加筆かなあ……。
07:3月、八束の母親から手紙、八束が何故秘策に来たのかがはっきりわかる出来事。
08:5月、八束の故郷にまつわる事件。
09:7月、不可解な殺人事件。犯人は最初からわかっているがハウダニットを解き明かす話。
10:8月、エピローグ。
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#時計うさぎの不在証明